天と地とテノチティトラン2

私はロボットではありません

次回、自戒。

俺はハゲている。

 

正確に言えば、ハゲてきている。

理由はわからない。

前世でとてつも無い悪行をしでかしたのかもしれない。

 

死人の髪の毛を毟り取って、それをカツラにして売り歩いていたのかもしれない。

 

上等な毛生え薬と偽って、水素入りの水をたたき売ったかもしれない。

 

これが今風、と嘯いて奇妙奇天烈な髪型を世に蔓延らせた悪徳スタイリストだったかもしれない。

 

処女の毛髪は良い毛筆になると高値で買取り、己が欲望の為にそれを使用していたかもしれない。

 

どうか生きてお帰りあそばされますように、と切なる願いを込めた御守の中身を賤しくも掠め奪り、替わりに自分の体毛を混入させたかもしれない。

 

リカちゃん人形を丸坊主にして笑ったかもしれない。

 

とにかく、俺の前世はろくでも無い筈だ。

 

生きて詫びるしかない。

 

人生が二度あれば

人生が二度あれば