書く事なくなったからサザンの曲を褒めちぎることにする。
今日の一曲は
♪愛の言霊〜Spiritual Message〜
1996年リリースのアルバム「Young Love」収録の37枚目シングル。
一言でいうとマジで意味わかんない曲だ。
一回で歌詞を聴き取れた人は三代目聖徳太子を名乗って良い。二代目が誰かは知らんけど。
とにかく、言葉のはずなのに言葉に聞こえない。全部カタカナで聞こえる。
とりあえず歌詞に着目してみよう。まず「生まれく」から分からんが、「生まれ来」という古文風の言葉遣いとして無理やり納得しておく。しかし叙情詩と書いて「セリフ」って言うてるし、蒼き星の挿話に至っては歌詞カードに「挿話(エピソード)」とルビが打っているにもかかわらず「そうわ」と発音している。いや、していない。完全に「そわッ」って言ってる。なんだそれ。
ダメだ、歌詞に着目すると一行目だけでツッコミどころが多すぎる。曲を聴こう。曲はマジでエグカッコいい。イントロのループをそのままヒップホップのトラックにしてもいけるかもしれない。フリースタイルが捗りそうだ。童ラッパ。
曲を通してシンセドラムのタイトなリズムが続くが、サウンドやメロディは縦横無尽に跳ね回る。桑田の脳内はどうなっているんだ。出てくる出てくるメロディ。歌詞はずっと意味不明。ただ耳障りが良い。エンヤコーラ。
そんな聴き取れない歌詞の濁流の中で、たまにハッとさせられるフレーズが光る。「戦禍(いくさわざわ)う人の涙か蝉時雨」なんて急に言う。What Cha Cha。
中盤からはもうトリップだ。炸裂する桑田の英語なのかももはや分からんラップ。ディバディバ。ティッティッ。あれ?声が楽器になってるよ?揉みくちゃにされながら大サビへ。大団円だ、大団円だ!!!
と思わせて突然の禮!!(らい)。まだ終わらん。
最後はこれでもかと教祖様の有難い説法。この魂は誰のものなのか。yeah…
このシングルが155万枚売れたとか。もはや時代がすごいのかサザンがすごいのかわからん。
ただ一つ言えることは、多分これ作ったとき桑田は何かキメてる。(あくまで個人の感想です)
いやはや、サザンのこととなると喋りすぎてしまっていけない。次はもっと音楽的に解析したい。無理かも知れないが。乞うご期待。