結構毎年冬眠してた自分としては、冬眠を許されていないここ数年が信じられない。いや、無職の時は一年中冬眠みたいなもんやったけど。
仕事が忙しいからといって冬眠できないというわけではない。冬眠してるからといって友人と遊ばないわけでもない。冬眠とは、もっと精神的なものなのだ。冬眠をしている、冬眠ができていると自覚することこそが冬眠なのだ。冬眠は概念。
休みの日に昼過ぎまで寝るのも冬眠かもしれない。逆に言えば、次の日の起床時間を気にせず夜更かしをするのもある意味では冬眠かもしれない。そしてそれが単日ではなく、せめて月に複数日あれば冬眠と認定しても良いだろう。
もはや、それは冬でなくても良いのかもしれない。いや、やっぱ冬の方がなんとなく良い。感覚の問題。春は春でまた別の感覚。夏はどちらかと言えば脳のオーバーヒートによる機能停止。秋はわりと元気。
そう考えれば、冬の持つどこか閉鎖的な雰囲気が、冬眠に向いているのかもしれない。冬眠なのだから当たり前だが。冬ごもりとか言うし。
やっぱり冬はゆっくり過ごすべきなんだよ。遺伝子か何かがそう俺に語りかけている気がする。何でこんなに疲れるんだろうね生活って。楽しいことばっかりだったら冬眠なんかしなくて良いのにね。皮肉だね。