その1。
交響曲を書く。
中学生の時の夢は指揮者兼作曲家だった。図書室にあったオーケストラのスコアの読み方の本を読み漁り、いくつかの小品を書いた。高校の時には映画のサウンドトラックを耳コピして吹奏楽用に編曲した。我ながらクラシック畑で順調に育っているのを感じていた。
しかしその後俺はポピュラーミュージックと出会ってしまい、ある意味グレた。それはそれで良かったんだけど。音楽的にグレた。歌詞なんか書けないのに書いては下手な歌を録り出した。若気の至り。今もそうかも。
それもこれも現在の自分を形作る重要な要素だ。
これらを命果てる前に何かしらの成果物としてこの世に残したい。インプットしたものを昇華させたい。そのようなことをずっと考えている。
いつかは実際のオーケストラに演奏してもらえたならこの世に悔いもないだろう。金払ってでも実現させたい一つの夢。
他にも色々思い出したらリストアップしよう。このやんわりとした悪夢の日々をやり過ごすためにも。