天と地とテノチティトラン2

私はロボットではありません

話をしてくれよ

最近気づいたのは俺が無類の話好きだということ。

 

話をしていたら時間を忘れる。それこそ2時間3時間なんてあっという間だ。

ただここで言う話とは、単に言葉を交わす事ではない。世間話やゴシップに花を咲かせたいのではない。文字に書いてありそうなことをわざわざ声に出して欲しいわけではない。

 

お前はどう思うんだ?ということである。

何を考えて日々を過ごしているんだ?何に感化される?何に触れて感傷に浸る?何に悩む?何を喜ぶ?何を求める?何を嫌う?

 

同じであるはずのこの世界がお前にはどのように見えている?聞こえている?感じている?

 

違いを知りたい。一緒を知りたい。それは同じ世界に違う世界を見ることだ。あるいはお前を通して俺を見ることかもしれない。

 

違うカメラで撮った写真。別のオーディオ・システムで再生された音楽。テレビで見る映画と映写機で見る映画。書籍とKindle。何もかもが同じようで、何もかもが違うということが何となく見えてきた。

 

面倒臭いほどに、毎日毎日何かを考えている。たぶんそれぞれみんなが。考えずにはいられない。考えないようになんか、できない。隠すことは出来るかもしれないが。

 

聞かせてくれ、教えてくれ、見せてくれ、打ち明けてくれ、お前のドアに導いてくれ。

 

話をしよう。話をしてくれよ。

 

話がしたいよ。